「味わい多様化」で缶コーヒー市場異変 「微糖」が「スタンダード」を急追
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090930-00000000-jct-bus_allJ-CAST配信のニュースがヤフートピックスに載ってました。
記事の書き始めはこんな切り口。
缶コーヒーの定番と言えば、コーヒーと砂糖、ミルクがバランスよく入った、「スタンダード」タイプだった。ところが、近年「微糖・ゼロ系」タイプが人気を
集め、販売シェアでも05年の10.8%から08年には23.8%と急成長中だ。背景には健康志向の高まりに加えて、ヘビーユーザーも飽きさせない、「味わい多様化」に対応した「つくり込み」があった。
微糖・ゼロ系の出荷が伸びているって、なにを今更?と思いますが、
では本当に缶コーヒーヘビーユーザーを飽きさせず取り込めているのだろうか?
上記でリンクしたYahooニュースに付随するコメント欄を見ていただきたい。
ローカロリーを実現するために使われる人口甘味料の風味の悪さを指摘するコメントが多数。
微糖やゼロ系は砂糖の代わりに人工甘味料が入っているのが多く
独特の風味がして苦手
(ヤフーの記事はいずれ消えるので)なかでもここで引用したコメントは「そう思う」というユーザーの票をもっとも多く獲得したコメントです。
これって「缶コーヒーはコーヒーではなく缶コーヒーという飲み物」として、「美味しいから」「好きだから」と、昔ながらのスタンダード缶コーヒーを愛飲してきたヘビーユーザーこそが、このコメントに「そう思う」としたユーザーなのではないかと思うわけです。
つまり多様化によりヘビーユーザーのニーズを満たしたのではなく、むしろダイエット志向の強まりで、「味はあまりこだわってないからローカロリーを優先する」、極端に言うと、「不味くてもカロリーが低い方がよい」という
ライトユーザーの支持を集めたのだと思う。或いは、「缶コーヒーは甘くてカロリーが高いから」と、今まで缶コーヒーを避けてきた新規ユーザーを取り込めたのではないでしょうか。
と、ここまで書いて思ったのは、きっとヘビーユーザーという定義にも大きく分けて2種類あるんだなということ。「飲む本数」が多いヘビーユーザーと、缶コーヒー1本1本の味の違いにこだわり、メーカーや種類の違いを理解して飲み分けるヘビーユーザーがいるのではないかと思います。
今回の話では前者のヘビーユーザーは多様化により取り込めたかもしれませんが、後者のヘビーユーザーはむしろ
見放されてしまった感すらあります。
実際に当ブログもそうですが、缶コーヒーの感想をブログで書かれているブロガーさんの中には、昨今の甘味料入りの微糖・糖類ゼロの台頭を嫌う方も多い。これらの多くはまさに長きに渡り缶コーヒーを愛飲してきた後者のヘビーユーザー。
もっとも、私自身はメーカーがローカロリー商品の開発に力を入れるのは仕方がないと思っています。缶コーヒーに限らず糖類ゼロビールも同様ですし、ローカロリー食品に市場ニーズがあるのが確か。企業は顧客のニーズを追い、売り上げを上げなければならない。
また、ほとんどのメーカーは甘味料を使わないスタンダードなタイプも残しているので、メーカーにとってみても、「そんなに甘味料入り缶コーヒーが嫌なら、スタンダードタイプも出してるんだからそっちを飲めばいいじゃん」といったところでしょう(苦笑)
だからこそ従来型の缶コーヒーが好きなヘビーユーザーの一人として危惧するのは、今後出てくる新製品が甘味料入り一辺倒になったり、加糖・ミルク型のスタンダード缶コーヒーの扱いがおざなりになることです。
実際に会社近くのネスカフェの自販機は甘味料入り缶コーヒーしかラインナップされてなく、スタンダード型ですら選択できなかったりする状況が実際に出てきたわけです。
(ちなみに別のメーカー自販機に移動しましたが)
自販機にはブラック・糖類ゼロ・微糖・糖類ゼロカフェオレと並び、加糖・ミルク入りの甘めのスタンダード缶コーヒーが各メーカー1種類しか選べなくなる日も遠くない気がします・・
まとまらなくなってきましたが、結局何が言いたいのかというと、タイトルにも書いたように多様化やローカロリー化は全然良いですし、微糖や糖類ゼロというジャンルが嫌なのではなく、
甘味料入りは不味いから、甘味料を使わずにローカロリーで美味い微糖缶コーヒーをぜひ作って欲しいですということですよ!w