■販売者:サントリーフーズ(株)
■品名:コーヒー
■内容量:285g
■原材料名:コーヒー、香料、乳化剤
■100gあたりのカロリー:0kcal



ルーツ(Roots)」は、JTが2015年まで発売していましたが、JTの飲料部門撤退で惜しまれつつも販売中止となった缶コーヒーブランドです。その後サントリーがブランドを取得しましたが、セブン&アイグループ限定というかたちで、2016年9月にサントリー版Rootsが復活しました。

今となってはむしろ主流ですが、当時としてはブラック無糖缶コーヒーの香りに着目したRoots独特のアロマの存在感は良くも悪くも圧倒的でした。

今回、中身はサントリーオリジナルに進化しているそうですが、ブランドロゴはそのままで一安心。

それでは飲んでみた感想は以下から。

飲んだ瞬間の印象を楽しみにしていたのですが、「懐かしい!2年ぶりのRootsだ!」という感じではなくてちょっと残念。

パッケージを知らされずに飲んで、後からRootsであることを言われたら、「あー言われてみれば確かにアロマブラックっぽいかも」という感じでしょうか^^;

アロマブラックの圧倒的なアロマ感(見方を変えると人工的に香りを作り出したような独特の世界観)はやや抑えられて、サントリーの手によって今風の缶コーヒーに進化した印象です。(Rootsの世界観にどっぷりとハマった人にとっては退化?)

そうはいっても、Rootsらしく全体的には強く広がる香り高いアロマの存在は健在で、酸味と苦味がすくない飲みやすい味わいになっています。一方で、後味に渋みが少し強めに残るので、後味はあまりスッキリしない印象でした。

以下は余談です。

個人的にはRootsは無糖ブラックより、砂糖・ミルク入りのいわゆるスタンダードタイプの方が好きだったんですよね。特に『夏山珈琲』などは今でも飲みたいなーと思い出すくらいの傑作でした。

牛乳を使ってないけどミルク感がしっかりしているのがRootsの特徴なのですが、逆に牛乳の扱いが巧みなBOSSのサントリーが、Rootsブランドのスタンダードタイプを作ったらどんなRootsになるのだろうと気になります。

サントリーさん、次回は砂糖・ミルク入りのスタンダードタイプRootsを
さらには『夏山珈琲』の復刻をぜひお願いいたします!