缶コーヒー キリン ファイア エクストリームブレンド■販売者:キリンビバレッジ株式会社
■名称:コーヒー
■内容量:185g
■原材料名:牛乳、コーヒー、砂糖、全粉乳、脱脂粉乳、デキストリン/香料、カゼインNa、乳化剤、安定剤(カラギナン)
■100gあたりのカロリー:30kcal

10月4日(火)にファイアシリーズが新しく生まれ変わりました。
100万人サンプリングプロモーション、TVCM、Yahoo!のブランドパネルやトップインパクト広告が大量に投下されていて、発売前から相当に気合が入った商品であることは十分伝わってきましたね。

今回、リニューアルしたのは、『エクストリームブレンド』『挽きたて微糖』『ブラック』『カフェラテ』『ディープブレンド』『香ばしブラック』の6品。その中から、今回は『エクストリームブレンド』をレビューいたします。

コーヒー豆の“焼き”の限界に挑戦して実現した「焦がし焼き豆」をブレンドして、“突き抜けた香ばしさ”を引き出したそうです。

それでは飲んでみた感想は以下から。

なるほど。

これは難しいかも。
捉え方によっては賛否どちらの論調でも感想を書けますね。

つまり“コーヒー好き”に受け入れられるように開発された商品であって、“缶コーヒー好き”に向けたものではないのだろうなという印象です。(詳細は後述)

さて、以下は缶コーヒーとしての感想です。
種類でいえば、砂糖・ミルク入りのスタンダードタイプの商品になりますが、従来のそれとは全く印象が異なり、砂糖やミルク感は脇役で、あくまでもコーヒーが主役の味わいです。

飲んだ瞬間のインパクトはかなり大きいです。

突き抜けた香ばしいコーヒーの香りが広がり、後味にはガツンとしたコーヒーの苦味が残ります。
飲み込んだ後には香ばしさと苦さが長時間口に残りますので、濃いコーヒーや苦さに弱い方にはかなりキツイと思います。

テキストで書くと「香り」と「苦味」なのですが、そのコーヒーの香りや苦味も、今までの缶コーヒーにない切り口で、飲み慣れていないためか「これは美味しい!」と手放しで喜んでいいのか若干の疑問が残るほどです。

突き抜けたコーヒーの香りと苦味は、店舗やコンビニコーヒーで飲むコーヒーの味わいに近いのかというとこれもまた異なります。店舗やコンビニコーヒーのようなコーヒーの香りを望む方には、『エクストリームブレンド』の突き抜けた香りが嘘っぽく感じるかもしれません。

私は缶コーヒーの香料は否定派ではないですが、ここまでコーヒーにこだわるなら無香料で行ってほしかった気もします。

ミルクと砂糖は入っていますが、「甘い」という印象はありません。
何度も言うように苦みが強い商品ですが、ともすれば強すぎる苦さをほどよくミルク感と砂糖で和らげています。

ある意味、新しい次元の味わいに出会ったという感覚は、『ファイア ダブルマウンテン』の時を思い出します。

昔に缶コーヒーを飲んだ印象で「缶コーヒーは甘くてコーヒーの味がしない」という意見をお持ちの方が飲んでみると缶コーヒーの変化(進化)にビックリするかもしれませんね。

私のような缶コーヒーファンからも、普段缶コーヒーを飲まない人に飲ませて驚かせたい商品でした。


以下は雑談です。

ジョージアやボス、ワンダ、ファイアと様々なブランドがある中、今年はやや注目度に欠けていた印象があったFIREですが、今年最後にやってくれましたね。キリンさんの本気はしっかり伝わりました。

しかしながら、長年缶コーヒーレビューをしている缶コーヒーファンが、あえて天邪鬼なコメントをするならば、こうなっちゃうともう「缶コーヒーらしさ」がないんですよね。

他の人には「最近の缶コーヒーってこんなにすごいんだぜ!」って『エクストリームブレンド』を勧めながら、私自身は『ボス レインボーマウンテンブレンド』とか、『ジョージア エメマン』とか、『ポッカコーヒー オリジナル』とか、『ダイドーブレンドコーヒー』のようなザ・スタンダードタイプを飲んでいるイメージがあります(笑)

つまり、普段から缶コーヒーを飲む人ではなく、普段缶コーヒーを飲まない人に向いている商品ということです。

ただし、勘違いしていただきたくないのは、それがダメだと言いたいのではないのです。

缶コーヒーの市場が横ばいで、コンビニコーヒーなどのライバルも台頭していく中、缶コーヒーの販売を伸ばす(落とさず維持する)には、既存の缶コーヒーファンの購入頻度を増やすか、他社缶コーヒーのシェアを奪うか、缶コーヒーを飲まない層を取り込むかの大きく3つかなと思います。新FIREは後者を狙った商品なのだと思っています。

缶コーヒー好きの私にとっては昔ながらの甘くてまろやかなミルク感がある、砂糖・ミルク入りのスタンダードタイプの商品は残しつつも、本作や『プレミアムボス リミテッド』『ダイドー うまみブレンド』のようなコーヒーのコクや香りを高めた「新スタンダードタイプ」が台頭して缶コーヒー全体が支持されるのが私の理想です。

(その過程で人工甘味料入りの微糖が淘汰されると最高なのですが・・(笑))

ものすごく脱線してしまいましたが、なんだかんだ言って、こんなまとまりのない長文レビューになってしまうほど、久々に興奮した商品であり、『エクストリームブレンド』が私に与えたインパクトは大きかったということです。

やっぱり、缶コーヒーはおもしろいですね。