缶コーヒー ジョージア ザ・プレミアム■販売者:コカ・コーラカスタマーマーケティング(株)
■品名:コーヒー
■内容量:185g
■原材料名:牛乳、コーヒー、砂糖、クリーム、コーヒーオイル、香料、カゼインNa、乳化剤
■100gあたりのカロリー:36kcal

缶コーヒー「ジョージア」が発売されたのは、1975年。

コカ・コーラの本社がある米国ジョージア州にちなんでブランド名「ジョージア」と名付けられました。

それから40年が経ち、缶コーヒー売り上げNo.1ブランドに成長したジョージアの40周年を記念して本日から発売されたのが、『ジョージア ザ・プレミアム』です。

商品がプレミアムなら、値段もプレミアムであるかと思いきや、一般的な缶コーヒーと同じくメーカー希望小売価格は税抜き119円となっています。これもまた心にくいですね。

「ジョージア40周年おめでとう」の前に、コカ・コーラさん自らが「ジョージア史上 最高傑作」と言い切るこの商品が、スタンダードタイプ(砂糖・ミルク入り、人工甘味料不使用)として出てきてくれたことをまずは「ありがとう」と言いたいです。

缶コーヒーは「コーヒー感」「ミルク感」「砂糖の甘さ」の三要素の組み合わせとバランスで個性を彩る、「缶コーヒーという飲み物」です。

そして、今でこそ人工甘味料使用の微糖タイプが主流ではありますが、独特の風味が残る人工甘味料など使われてなかった頃から缶コーヒーを愛飲している私からすれば、缶コーヒーの王道は人工甘味料不使用の従来型の砂糖・ミルク入りタイプだと確信しています。

だからこそ40年間でジョージアが築きあげてきた缶コーヒーの歴史と知見を集結した最高傑作は、昔からジョージアを愛飲してきた缶コーヒーファンが期待するスタンダードタイプの商品であってほしかったのです。

と、飲む前からすでに私の中でハードルがあがりまくっていますがその味わいはどうでしょうか?
それでは飲んでみた感想は以下から。

はい、感想は後回しで結論から先に言います、

「美味しいです」

「この味、好きです」という方が適切かもしれません。

一口飲むとクリームのなめらかな口当たりに砂糖とミルクの甘さが広がり、そこにコーヒーの旨みが追いかけ、後味になるとコーヒーのほろ苦さと香りが余韻として残ります。
もちろん人工甘味料の変な風味はありませんし、甘いとはいえベタつくような後味もありません。

コーヒー感は何か特別なインパクトがあるわけではなく、思っていたよりノーマルな味でした。
しかしながら、酸味や雑味や渋みがなく、コクと旨みがストレートに感じられるクリアな味わいとなっています。
また、コーヒーオイルか香料の効果でしょうか、後味には力強いコーヒーの香りと苦味が広がります。

最近は無香料の商品も増えてきてそれはそれで支持していますが、香料はある意味缶コーヒーの演出だと思っています。香料という演出が加わり味の表情が変化するのは缶コーヒーならではの面白さでもあります。

そして、さすがは40年間にわたり缶コーヒーに関する知見・技術を積み重ねてきたメーカーだと思えるのが、「コーヒー」「ミルク」「砂糖」が渾然一体となった全体の味のバランスと統一感が絶妙な塩梅です。
とにかくとても飲みやすいので気づいたらあっという間に飲み切ってしまいます。

缶コーヒーも淹れたてや、コーヒーショップのコーヒーに近づけようという流れがあり、それはそれでとても素晴らしいのですが、一方で昔から親しんできた缶コーヒーの独特の世界観やテイストを踏襲しつつ、缶コーヒーとしての味わいをさらに昇華させた。これがジョージア『ザ・プレミアム』なのだと思いました。

ジョージア40年の想いがしっかりと伝わる大変素晴らしい味を堪能しました。
あらためて、ジョージア40周年おめでとうございます!
美味しかったです。