今日のヤホートピックスにのった記事。

松屋、すき家は大幅増益 吉野家は最悪赤字で“優勝劣敗”鮮明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100510-00000581-san-bus_all


客は111年の伝統の味より値段を選んだ。
まさに世相を反映しているかのような結果に見えますが、3社とも使う私には吉野家の敗北は価格だけではない気がしています。 (もちろん価格の面が大きかったのも事実)

吉野家は「この味に客が付いてくるんだ」というおごりがあったのではないか?

松屋とすき家はただ価格だけではなく、味やメニューについても進化し、客のニーズに応える努力を吉野家以上に感じています。

例えば松屋は「松屋の史上最高のタレ」にみるように、牛丼の命であるタレの味でさえ時代に合わせて変化させている。ドレッシングだったりごはんだったり少しづつ進化が見られます。
変わらないのは油揚げが入った味噌汁くらいか(^^;

すき家は、ねぎ玉牛丼、チーズ牛丼、明太マヨ牛丼などなど、バラエティあふれるメニューをどんどん投入し客を飽きさせない工夫がすごい。

生粋の牛丼ファンは「邪道メニュー」と見向きもしないかもしれませんが、結果としては多様化する客のニーズに応えていた。私もコテコテの牛丼ファンですが、ねぎ玉牛丼はこれが意外に美味しいんですよ(^^;。ノーマル牛丼とは違って、これはこれという感じです。

またすき家は、ちょっと古いけど、キン肉マンとのコラボ、メガ牛丼など話題作りもうまく、「吉野家・キン肉マン問題」のTwitterでの吉野家擁護発言などネットPRもうまい。(私はこれで吉野家のイメージが少し悪化(^^;)

価格を下げず変わらない味にこだわった吉野家と、客のニーズに合わせて味も価格も変化した松屋とすき家。

ここにも勝敗の分かれ目があったのではないかと思います。


むりやり当ブログ的な缶コーヒーの例でいうと「甘味料入り微糖・糖類ゼロ缶コーヒー」みたいなものです。甘味料入り缶コーヒーは後味の不味さから昔ながらの缶コーヒーファンには嫌いな人が多い反面、メーカーの缶コーヒー全体の販売数は減っても、微糖や糖類ゼロ缶コーヒーのシェアは大きく伸びているのが事実としてあります。つまり今の客のニーズは味よりもカロリー摂取量にあります。
だからメーカーはローカロリーの甘味料入りの新作をバンバン出す。昔ながらの缶コーヒーファンとしては悲しいけど、経営としては正しい。


とはいえ、今や吉野家も牛丼一筋ではありません。
新メニューもBSE問題以前より豊富になりました。ただ、残念ながらどれも商品の魅力も味もが中途半端。 サラダに変わったコールスローなんて、なんで今コールスローなの?ってあまりの改悪に悲しくなっちゃう。
また、松屋と違い券売機を導入していない分、会計や料理の提供速度の遅さに繋がった事も逆にデメリットに感じます。

価格競争で勝てなくてあくまでも味と伝統にこだわるなら、いっそのこと、原点回帰でメニューも牛丼と牛鮭定食だけ。サイドメニューは味噌汁、たまご、お新香、けんちん汁だけに戻してはどうか?
どうもBSE問題後にメニューが多様化し、「注文の紙伝票」が出来たころから吉野家店員のスピード感と覇気が無くなった気がするんですよ。

或いは、一杯700円の国産牛丼に、一杯200円料亭の味の味噌汁、100円でお新香にぬか漬けきゅうりとダイコンの「1,000円絶品牛丼セット」なんかいかがでしょうか?
こういう仕掛けはネットでは話題になりやすいですしね。

ということで、長くなりましたが吉野家がんばれというエントリーでした(^^
でも、ごぼう・ポテトサラダも復活させて。コールスローだけにするのはやめて。コールスロー嫌いなの・・


偶然にも前の記事も吉野家だったのでよろしければ合わせてどうぞ
【吉野家】 青い吉野家でそばを食べてきた - そば処吉野家